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Our Destination

第6章 隠すべき気持ち、隠せない思い

帰り道的には私の部屋のほうが先に着く
そんなにかからないうちに、私の部屋の前につく

「真希さんの部屋ここでしたよね…?」
「うん、そうだね…」
「じゃあ私帰りますね、次は明日のバイトで会う感じですよね?」

愛花のその言葉に
"そうだね、気をつけてね"
そう言えばよかったのに

「ねえ、愛花?うち寄ってきなよ」
「えっ…?」
「いろいろ疲れたでしょ?ご飯作るからさ、食べてきなよ」
「いや…でも迷惑ですよね?」
「迷惑じゃないから!ほら、いこ?」
愛花の手をとり、自分の部屋に連れて行った

このまま一人で帰すなんて考えられなかった
あんなに悲しそうな顔をしてるのに
心のトラウマを覚悟を持っていってくれたのに
何もしないなんてできなかった

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