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Our Destination

第6章 隠すべき気持ち、隠せない思い

「ごちそうさまでした!」
「はい、おそまつさまでしたー!」
愛花はあっという間に食べ終わって、おいしかったのか少しだけ幸せそうな表情をしてる

「愛花さん、ありがとうございました。ご飯までごちそうになって」
「気にしないで!一人でご飯食べても味気ないしさー!」
「まあ、たしかにそうですね。誰かと食べたほうが楽しいですよね…」
「そう!それに、愛花をあのまま帰すわけにはいかないよ」
「え…?」
あっ、言っちゃった
言わないほうが良かったよね、これは
愛花困った顔してるし
でも、もう言っちゃったからなしにはできないね

「愛花、玲佳の部屋でたときからずっと悲しそうな顔してた。理由はわかるんだけど、そのまま帰すのはなんかいやで…。ご飯食べて少しでも気持ち落ち着いたらいいかなと思ってさ…」
「あっ…、心配かけちゃいましたよね…ごめんなさい…」
「謝らなくていいからね…?私が勝手にしたことだからさ、ね?」
「はい…」
愛花はなにか腑に落ちないような顔をしてた

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