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少しの沈黙の後、愛花がわたしを見つめて
「真希さん、確認していいですか？」
「うん…、なに…？」
「真希さんが言った、"私が好き"っていうのは恋愛感情の好きですよね？」
「そうだね…、恋愛感情の好きだよ…。」
「恋愛感情の好き…うん…」
愛花は何かを確かめるように頷いた後、また私を見つめた

「真希さん、ありがとうございます。私を好きになってくれて…。」
「ううん？気持ち押し付けてごめん…」
「真希さん、謝るのは禁止ですよね？」
「そうだね…」
「私、同性を好きになるって正直よくわかりません…いや、わかりませんでした。」
「わかりません"でした"？」
「偏見があるわけではないし、同性愛も大切な愛の形なのは理解してました。でも、私が同性を恋愛対象に見ることはないと思ってました。今、真希さんが告白してくれるまでは…」
「えっ…？」
「今、私すごく嬉しいんです。真希さんが私を好きになってくれて、それをちゃんと伝えてくれて…」
「うん…」
「嬉しいだけじゃなくて、その気持ちにどうしたら答えられるのかなってすごく考えて、真希さんが私に伝えてくれた好きの気持ちの答え方を考えて…一つ決めました」
「決めた…？」
「真希さん、私を真希さんの恋人にしてください」
「え…？愛花…？自分の言ってることわかってる？」

愛花の言ったことを理解できていないのは私だった