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Our Destination

第9章 きっと私、あの頃には戻れない

「同じチームで参加したいときですが、次回はそれぞれチケット買うのではなくて、まとめて購入いただければありがたいです!」
「そうなんだ…!わかりました!」
会場につき、悠輔くんが受付をしてくれて、席に着き、荷物などをテーブルの下に入れる

「ねえ、悠輔くん…。すごいね、あのアニメの世界観が再現されてる」
「そうなんだ!俺はあまりこのアニメのこと知らなくて、少しは予習したんだけど…こんな世界観なのか!」
悠輔くんは脱出ゲームがしたくて来たんだ
ほんとに好きなんだなー

そんな話をしていると、私たちのテーブルに一緒にチームを組む方が来た
見た感じカップルさんかな…
「はじめまして!よろしくお願いしますね!」
男性の方が声をかけてくれた
「よろしくお願いします!頑張りましょうね!」
悠輔くんはなれた感じで挨拶してる
「よろしくお願いします…」
私は少し緊張したまま挨拶する

「お二人は脱出ゲーム経験ありますか?」
今度は女性の方に声をかけられる
「俺は30回ぐらいは来てますねー」
「おっ!すごいっすね!めっちゃ来てる!俺らはまだ5回目なので心強いっす!」
「私は初めてで…」
「彼女はこのアニメが好きで、今日来たんですよ!」
「そうなんだ!私も好きですよ!」
「そうなんですね!とにかく足手まといにならないように頑張ります…」
「そんなこと気にしないでくださいよ!とにかく楽しみましょう!」
「そうですよ!せっかく私たち4人でチームですから!みんなで楽しみましょう!」
お二人とも優しい方でよかった…

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