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歪んで、壊れてしまえばいい。【R18】

第3章 幼馴染の独占欲


「ん?柊和ちゃん、どうしたの?」


彼の心配そうな顔と声が目の前に広がった。

それと同時に悲鳴にも近い叫びが私たちの周りで響き渡る。


「……べつに。」

「そう?何かあったら言うんだよ。」


今までとは逆に八千代が私の頭を撫でながら目尻の下がった優しい笑みを浮かべた。


「うん。ありがとう。」


その間にも聞こえてくる、〝なんであんな奴が?〟という非難の声。

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