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林間学校

第5章 綾音と不思議な世界

綾音の超不機嫌そうな顔を思い出して翔太は恐る恐る訊いてみた。

「それはアンタの心掛け次第ね」と綾音は悪戯っぽく笑った。

綾音が怒っていた理由はいろいろあるが・・。

翔太が他の女の子をいやらしい目で見て挙げ句の果てに覗きまでしたこと。そんなに女の人の裸が見たいのなら、何も他の女の子を覗いたりしなくてもふたりだけのヒミツで見せてあげたのに・・


それから、あんな形で翔太のおちんちんを見たくなかった。男の人がおちんちんを出すのは好きな女の人の前だけじゃないの?女の子は好きな男の人の前じゃなきゃ裸になんてならないよ、絶対に。

それなのにあんなに大勢の女子におちんちんを見せびらかすようなことをするなんて・・。

大勢の女子に翔太のおちんちんが見られたのはイヤだけど、翔太が犯罪者になるのはもっとイヤだ。だから、良かったと思うしかない。

そして、大勢の女子が翔太のおちんちんを見て喜んでいたのも許せない。デモクミだって翔太のおちんちんを嬉しそうに見ていた。翔太のおちんちんを見て一瞬ヨダレが出たのは見逃さなかった。

大体みんな何で他人のモノを見て喜んだりできるワケ?アレはあたしのモノ・・なんて言えないけどさ。

大体デモクミは大人でしょ、教師でしょ、 何をガキのちんちんなんて見て喜んで・・ガキじゃなかったな、アレはもう立派な大人のイチモツだった。だったらデモクミが喜ぶのも仕方ないか・・。

そもそも女の子って好きでもない男のチンコなんて見たくもないんじゃないの?あたしは比呂志のチンコなんて見向きもしなかった。小学生の頃はフルチンになって見せびらかしたりするような軽率な人間だったから、そんな人間のチンコなんて軽率に違いない、見なくても分かる・・って軽率なチンコってどんなチンコよ、男なんてみんな軽率だよね・・・。

そう、軽率なのよ、翔太だってあんな状況なのに誰のセクシーな姿を見て興奮したのかあんなに勃っちゃって軽率としか言いようのない・・みんな喜んじゃってたじゃないの。

みんな翔太のおちんちんや勃っちゃったのを見て喜んでたなんて翔太のことが好きなのかしら?ダメよ、アレはあたしのモノ・・

もしかしたらみんなが見て喜んでたのは比呂志のおちんちんだったのかな、そうだといいな・・きっとそうよ。

いろんな考えが頭の中を駆け巡って思考回路はショート寸前だ。

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