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Nectar

第7章 恋愛感情

ー愛梨sideー

合鍵を渡してから、蓮はしょっちゅう来るようになった。

もちろん蓮が来る頃には私は寝ていて、シャワーを浴びた後に布団に入ってきてやっと蓮が来ていた事に気付く。

蓮「ごめん、起こした?」

愛梨「大丈夫。でも蓮も早く寝て?明日も早いんでしょ…」

いつもこんな時間に帰って来て、私が起きる時間より早く出て行くから…

蓮「ん。でもちょっとだけ…」

優しくて深いキス。

幸せな気分のまま、私はまた意識を手離した。


………

……



目が覚めると隣には蓮の温もりすら残っていなかった。

起こしてくれたら良かったのに…

寂しい…なんて贅沢な悩みなのかな。

リビングに向かうと、【よく眠ってたから起こさずに行くね。また会いに来るから。愛してるよ。】って蓮の字で書かれたメモがあった。

すっごい走り書き(笑)

急いでただろうにこんな風に、ここに居た痕跡を残して帰ってくれる事に嬉しくなる。

1人でニヤケてる自分に気持ち悪さを感じつつ、準備を始めた。

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