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Nectar

第7章 恋愛感情

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……



愛梨「蓮起きて!そろそろ準備しなきゃ…」

愛梨の声で目を覚ますと、エプロン姿の愛梨が俺を覗き込んでいた。

蓮「ん…おはょ…」

6時過ぎ…

愛梨は無理に起きなくてよかったのに…

でも最高に幸せな目覚めだった。
短時間でも、ぐっすり眠れたおかけで身体がスッキリしている。

「時間ないよ!」って文句を言う愛梨を抱き締めていると、気付いた頃には本当に時間がなくて慌てて玄関に向かった。

愛梨「蓮、待って!」

小さな紙袋を手に追いかけてきた愛梨。

愛梨「コレ朝ご飯!ちゃんと食べてね?あとコレ…」

…鍵?

愛梨「この部屋の鍵。この前のスペアキーじゃなくて、蓮用にちゃんと作ったやつだから。私が寝てるときでも…いつでも好きな時にきていいから。」

さっきまであれだけ抱き締めていたのに、また強く抱き締めた。

愛梨「早く行かないと!」

蓮「無理。離れられない。」

愛梨「バカ(笑)新曲楽しみにしてるから、いってらっしゃい!」

そんな事言われたら頑張らないわけにはいかないじゃん。

渋々離れて部屋を出て、エレベーターの中で貰った鍵をキーケースにしまって…

ニヤニヤを隠すように走って宿舎まで帰った。

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