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Nectar

第8章 理想と現実

愛梨「でも…嬉しかった。ありがと」

蓮「愛梨…」

照れ屋な愛梨が珍しく素直で嬉しくなる。

愛梨「あんな風に思っててくれたんだね(笑)」

蓮「だから…最初から本気だって何度も言ってただろ?運命だって」

愛梨「うん(笑)蓮…会いたいね…」

ドキッ…

愛梨が「会いたい」なんて素直に口にするの初めてだった。

恥ずかしいのか、俺の仕事に気を遣ってるのか…

それともこんなにも会いたいと思ってるのは俺ばっかりなのか…

そんな事ばっかり考えてたのに。

蓮「ごめん!また連絡するから!」

一旦電話を切った。

蓮「千里!次、順番変わって!」

千里「ぇえ~ヤダよ~…」

蓮「お願いだよ…愛梨が…愛梨が初めて会いたいって言ってくれたんだ。千里、愛梨のご飯また食べたいって言ってたじゃん。愛梨に頼んどくから!ね?ね?ね?!」

千里の腕を揺さぶりながらお願いした。

千里「じゃあ…次はちゃんと皆に紹介してくれる?もちろんご飯も!」

交渉成立 (笑)

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