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Nectar

第9章 幸せすぎて

ー蓮sideー

蓮「で、何なの?この車。」

愛梨「うちの車だよ?正確にはパパの。イギリス車が好きみたい(笑)エアコンも付いてないし乗りにくいから普段は乗らないけど、たまには走らせてあげなきゃね。」

…コレクション?

蓮「やっぱ金持ち?」

愛梨「そんなわけないじゃん(笑)古いし燃費だって悪いし、ただのポンコツだよ。」

いや…

そういうのがマニアには堪らない的なやつじゃないの?

蓮「じゃあこのクマは?」

愛梨「あぁ、それはいつも1人でドライブするの寂しいから…」

可愛いなおい。

蓮「じゃあ要らないじゃん。」

後ろに押し込んだ。

愛梨「あっ…パパに貰ったやつなのに…」

パパ?!

蓮「すみませんお父様ー!」

無理な体制で押し込まれていたクマを急いで引っ張り出してまた膝の上で抱えた。

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