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Nectar

第9章 幸せすぎて

ー愛梨sideー

待ち合わせの場所からそう離れていないドライブインシアター。

とっさに思い浮かんだのはココしかなかった。

1番死角になりそうな所に車を停める。

蓮「あっ…」

蓮の声でスクリーンの方を見ると、ちょうどキスシーンだった。

すごく綺麗…

少し見とれてしまった後、キスシーンなんかに反応した蓮が思春期の子供みたいに思えて…(笑)

からかおうと蓮の方に顔を向けると後頭部を掴まれて、私の唇には柔らかくて熱い蓮の唇が触れていた。

それは全然子供なんかじゃない…やらしいキスで、息ができず蓮の胸を叩くと解放された。

蓮「愛梨…100日間俺と居てくれてありがとう。」

愛梨「あっ…」

時計を見ると、ピッタリ0時。

愛梨「私こそありがとう。これからもよろしくね」

改まるとなんか照れる。

俯いているとギュッと抱き締められた。

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