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Nectar

第9章 幸せすぎて

ー愛梨sideー

鏡に写った蓮は私から目を逸らす事なく、耳元で話し続ける。

蓮「似合ってる…可愛い。」

喋るたびに耳に触れる唇…

甘過ぎる声と耳にかかる息にクラクラする。

蓮「どうした?顔赤いよ」

愛梨「べ、別に!」

カリッ…

愛梨「あっ…ん、…」

ピアスごと耳を噛まれた。

それでも蓮は目を逸らさない。

蓮「もっと声聞きたい」

愛梨「や、…っ…、」

そのまま喋るから、蓮の声がダイレクトに脳まで響いてくる。

蓮「首までピンクに染まってるよ。愛梨色白いからよく分かる(笑)」

蓮の指がツーッと首筋を撫でる。

愛梨「ちょっ、蓮…」

蓮「気付いてた?首の後ろ…。俺の跡付いてるよ?赤いの」

えっ?!

パッと手で首の後ろを隠した。

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