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Nectar

第10章 始まり

ー愛梨sideー

リサとマリが来た日から数日経って、蓮がまた寝るためだけにうちに来た。

だからたくさん料理を作って蓮に持たせた。

蓮「こんな事しなくても良いのに…」

愛梨「こんな事って何よ!頑張って作ったのに…裕翔さんにも食べてもらいたいし」

蓮「祐兄が良くなったの?!」

本当に不安そうな顔。

愛梨「そんな訳ないじゃん(笑)蓮の彼女として、お兄さん達の言う事は聞かないと!…ね?」

蓮「はぁ…やっぱりこんな事しないで良い!いつも言ってるでしょ?メンバーに愛梨の料理食べさせるの勿体無いって!」

今度はヤキモチ(笑)

愛梨「でももう作っちゃったから…。いらない?」



蓮「あーもう!今回だけ!しばらく作らなくて良いから!」

私の勝ち(笑)

最後まで納得がいかない様子の蓮を見送って、私も仕事へ行く準備をした。

普通に仕事を終わらせて…

異変に気付いたのはマンションへ帰ってきた時。

いつものようにエントランスにある集合ポストをチェックすると、差出人不明の封筒が入っていた。

特に何も思わずに部屋まで持ち帰り、封を切る…

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