テキストサイズ

Nectar

第11章 壊れていく

ー愛梨sideー

蓮を残して1人で先に韓国に帰ってきた。

かなり時差ボケ…

それでも疲れた身体にムチ打って仕事に行かなきゃいけない。

とりあえずマンションに帰ってポストを開けると、溜まっていた郵便物を手に取って部屋に入った。

郵便物の大半が嫌がらせの手紙…

旅行に行く前は無くなってたのに…

愛梨「行かなきゃ…」

出勤時間が近付いていて、急いで家を出た。


………

……




夏海「愛梨ちゃん、疲れてる?旅行から帰ってきたばっかりなのにまた浮かない顔して…」

愛梨「ただの時差ボケですよ(笑)」

笑って誤魔化した。

だっていつも心配かけちゃってるし…

「愛梨さ~ん!郵便物預かってきましたよ!」

私を呼んだのは看護師さん。

普通なら私たち事務員が受け取るんだけど…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ