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Nectar

第11章 壊れていく

夏海「あっ!それは…」

看護師さんから受け取ったのは見覚えのある封筒…

夏海「愛梨ちゃん見なくていいから!」

愛梨「もしかして…あれからずっと届いてたんですか?」

周りを見渡すと同僚のみんなが心配そうに私を見ていた。

愛梨「みんなで…隠しててくれたんですか?」

自宅に嫌がらせの手紙が届くようになってすぐ、ここにも手紙が送られてきた。

それを知って、みんなが心配してくれてた。

夏海「心配しなくていいから。大丈夫だから。何があったか知らないけど、みんな愛梨ちゃんがこんな事されるような子じゃないって分かってる。」

みんなの思いが有難くて…

こんな現実が悔しくて…

そして…

私の身体は限界だった。

夏海「愛梨ちゃん!!!」

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