テキストサイズ

Nectar

第11章 壊れていく

新堂「はいはい。分かったから引っ込め(笑)」

頭を押し戻された。

新堂「お前そんなキャラだったっけ?うちの末っ子がこんなに恋愛に一生懸命になるなんてな~(笑)」

蓮「新堂さ〜ん…」

自分でも驚くぐらい情けない声が出た。

新堂「分かる分かる。ちゃんと彼女の席取ってあげて、“自分を”見に来て欲しいんだろ?」

そうなんだよな…

なんか変なプライドかもしれないけど、そこだけは譲れなかった。

信号で止まった時に新堂さんがチケットを出してくてれて、それを手にするともう…

新堂「お前顔緩み過ぎ。」

蓮「やっ、ちょっと…あー無理(笑)」

いくら我慢しようとしても顔がニヤケてしまう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ