
Nectar
第13章 守れなかったもの
裕翔「でもそれなら何で今まで何も起こらなかった?それに足の怪我と何の関係があるんだ?」
大和「コンサート2日目は愛梨ちゃん関係者席に座ってて…しかも奏多の隣。会話もしてたし、アンコールの時2人で抜け出したのを見られてたみたいで…」
千里「それで確信を持ったってことか。」
大和「うん。それで待ち伏せしてた子がいたらしくて…」
裕翔「あ、アイツそう言えばあの時蓮にも会わずにさっさと帰ったな…」
黒川専務に何か言われて先に帰ったんだろう。
話を続ける大和の声が少し震え出した。
大和「その待ち伏せしてた子たちが書き込んでたのが…“ちょっと髪引っ張ったら転んだ。しかも足引きずってんの!ざまーみろ(笑)”って…」
それを聞いて俺らは何も言えなかった。
常識のあるファンばかりじゃないのは分かってる。
ファンが居るからこそ俺たちは存在できるのは確かだけど…
大事な弟の彼女、俺たちにとっても大事な妹を傷付けられた事に憤りを感じずにはいられなかった。
特に大和は自分のファンなだけあって、1番辛そうに頭を抱えていた。
大和「コンサート2日目は愛梨ちゃん関係者席に座ってて…しかも奏多の隣。会話もしてたし、アンコールの時2人で抜け出したのを見られてたみたいで…」
千里「それで確信を持ったってことか。」
大和「うん。それで待ち伏せしてた子がいたらしくて…」
裕翔「あ、アイツそう言えばあの時蓮にも会わずにさっさと帰ったな…」
黒川専務に何か言われて先に帰ったんだろう。
話を続ける大和の声が少し震え出した。
大和「その待ち伏せしてた子たちが書き込んでたのが…“ちょっと髪引っ張ったら転んだ。しかも足引きずってんの!ざまーみろ(笑)”って…」
それを聞いて俺らは何も言えなかった。
常識のあるファンばかりじゃないのは分かってる。
ファンが居るからこそ俺たちは存在できるのは確かだけど…
大事な弟の彼女、俺たちにとっても大事な妹を傷付けられた事に憤りを感じずにはいられなかった。
特に大和は自分のファンなだけあって、1番辛そうに頭を抱えていた。
