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Nectar

第13章 守れなかったもの

ー蓮sideー

裕翔「蓮、お前どうしたい?」

祐兄は俺の両肩に手を置いて、真っ直ぐ目を見てそう言った。

裕翔「怖くなっただろ?お前が会いに行ってもまたアイツの事苦しめるだけかもしれない。それでも…お前は会いたいか?」

愛梨は…

俺と居ない方が苦しまない?

俺と居ない方が幸せ?



千里「蓮が愛梨ちゃんに会いたいなら…僕たち全力で協力するよ。」

遙稀「蓮!きっと愛梨ちゃん待ってるよ。だって、嫌がらせされてもずっと我慢してたんだよ?そのせいで辛かったかもしれないけど、それでも蓮と居たかったんじゃ無いの?!」

なぜかハルまで泣きそうな顔をしていた。

裕翔「…どうする?」

俺は…

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