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Nectar

第5章 愛おしい君

ー愛梨sideー

末っ子の前で泣いてしまった事がたまらなく恥ずかしくて、布団に潜り込んだ。

蓮「じゃあ…帰るからちゃんと鍵閉めろよ~?」

布団の上からポンポンと叩かれたかと思うと、すぐにドアの音がした。

たぶん末っ子なりに気遣ってくれたんだろうけど…

やっぱり昨日と同じように、胸の奥にスーッと冷たさを感じた。

すぐに玄関の鍵をかけて布団に戻ると、眠りについた。

そして、ポスターは無くなったはずなのに…

今日もまた末っ子出演のあったかくて幸せな夢を見た。


………

……



愛梨「それから毎日のようにあいつの夢見るの!本っ当最悪!!悪夢だよ悪夢!」

明日が日曜日ということもあって、居酒屋に由奈を呼び出して愚痴っていた。

由奈「ていうか、いつの間にアイドルとそんな仲になってんのよ!」

アイドルったって…ウザいものはウザい。

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