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Nectar

第5章 愛おしい君

ー蓮sideー

仕事終わりにバンへの移動中、携帯が鳴った。

…愛梨?

珍しい愛梨からの連絡に、急いで通話ボタンを押した。

「あの…愛梨の友達の由奈ですけど、神永蓮さんですか?」

「えっ…?あ、はい。」

電話の相手は愛梨ではなく、いつか愛梨から聞いた親友の由奈さんだった。

由奈「えっと…愛梨と飲んでたら、この子潰れちゃって…蓮さんまだ仕事ですか?」

あの愛梨が酔い潰れた?!

全く…どんだけ飲んでんだよ!

蓮「すぐ行きます。」

場所を聞いて電話を切った。

蓮「あの!僕ちょっと友達に呼ばれたので行ってきます。マネージャーにも伝えといてください。」

俺はメンバー達の返事も聞かずに走って、タクシーに飛び乗った。

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