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Nectar

第1章 運命を信じますか?

それからしばらく経ったある日────

彼女のことを忘れるように仕事に集中してたんですけど…

僕たちのサイン会で彼女を発見したんです!

なんで?!

もしかして…

彼氏と別れて僕に会いに来たのか!?

そうだよな。

僕は芸能人だから会おうと思ったからって他に会える方法がないもんな!

やっぱり運命だ!

彼女の番が近づいてくるたびにドキドキして胸が苦しくなる。

サインしてても、自分がいまどんなふうにサインを書いているのかすらわからない。

ドキドキドキドキ…










…ん?














…僕の列じゃ…ない?

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