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─ガラガラッ
勢いよく開かれるドア。
えっ、
「かずっ……え…？」
入ってきたのは女の子２人と男の子が４人ぐらい。
確か、同じ学年にいた…。
でもどうしてあたしのクラス…？
「うわー心ちゃんだ！やっぱり可愛い～」
「やべ。早希、本当にいいわけ？」
「ちょっと。うるさい」
「………………？」
「あたし、１組の川原早希。心ちゃん、１人で何してるの～？」
わかった…。
１組の川原早希ちゃん。
和樹にもう何回も告白してる女の子だ。
「えっ、ボーッとしてた…」
あたしがそう言うと、みんながクスクスと笑いだした。
「ボーッとだって。かわいい～」
「ね～。のん気だね～」
「あは、あはは…」
あたしは愛想笑い。
それにしても、何しにきたんだろう？
「で、誰を待ってるの？心ちゃん」
これ…早希ちゃんに言っていいのかな…？
「え、と、特に誰も…」
あたしは嘘をついた。
瞬間、蹴られる机。
ビクッ
「しらばっくれてんなよ！何でそんなのん気なわけ？？まじむかつく！！」
え……なにこれ……
ちょっと、やばくない……？
きっと、和樹のことで嫉妬を買ったんだ……。