U15っぽいけど実際はR18
第3章 真実
ちあきぃは
津田ちあきぃは
みの事を笑わなかった。
バカにしなかった。
からかうこともなかった。
ちあきぃは
数多に生きるみを
1人1人ちゃんと
みとしてみてくれた。
ちあきぃは
みの嘘を許した。
みの存在を認めた。
みの言葉を信じた。
みの夢を、叶えた。
「ちあきぃ」
今日休むわけにはいかないかな。
ちあきぃは人気だから、休みもイベントみたいなものだよ。一回休むくらいなんてことはない。今日という一日だけでいいから、休むわけにはいかないだろうか。
「ネズミ、無駄なことは考えるな」
「邪魔はしないんじゃなかったのか」
iはついてきている。
みが信じられないんだ。
ちあきぃは信じたのに。
「感情の話じゃないんだ、ネズミ。分かってくれよ。世界のためだ。大義のためだ。お前のためだ。僕のためだ」
「そうだったねぇ。すまないねぇ」
みは今日、ちあきぃを殺す。
みがそれを望まなくても
ちあきぃという命は今日
晴れ渡る空に還る