U15っぽいけど実際はR18
第2章 太陽
目が覚めると、昨日までの胸の息苦しさは消えていた。
死ぬんじゃないかと思ったが、性的欲求を解放することで心身ともに健康になったようだった。単純な体。
これからモーニングを食べにいく。既に時間は過ぎているが、雨が降っているが、モーニングを食べにいく。
「雨が降ったあとの、アスファルトが湯冷めするまでの時間、好きだよ。俺は」
旧友の言葉が思い出される。この降りなら丁度モーニングを食べ終えてから雨が止む頃に重なるだろう。
彼の体験した貴重なひとときを心待ちに、運動靴に足を通した。