Secret2
第5章 仲間
店の外に出ると・・・。
淳君は自分の車の脇で一服・・・。
「あ・・・、(笑)結城ちゃん、あれっ!!」
一樹さんが私の肩を叩き通りの向こうを指さした。
・・・・・。
大きな車が勢いよく走って来てレストランの駐車場に入ってきた・・・。
「アイツおっせ!!」
淳君は煙草を咥えたままそう言って・・・。
私の隣に立つと・・・。
「お前涼の事好き?」
・・・・・・。
「え・・・」
淳君を見ると・・・黒髪の奥の綺麗な目が優しく笑った・・。
・・・・・・。
「好きなの?(笑)」
・・・・・・。
好きだけど・・・・・。
私が下を向くと・・・淳君はタバコを吸いながら止まった涼の車の方に歩いて行った。
・・・・・・。
涼は直ぐに車から降りて来て・・・
私の方を見た・・・。
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