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Secret2

第7章 流れ着く者







「よって・・・今日は全体朝礼があります・・。彼女は朝礼には出席は致しません・・。10時45分から出社します・・。朝礼では不祥事の報告が行われます・・・。」






本当にこんなことって・・・・・。







朝礼が行われる講堂に向かうエレベーター内・・・。






重い空気のまま私は涼の隣へ・・・。







「結城、俺は淳と一樹と前に行かないといけないから健二と拓海と一緒にいろ?」






涼は祐ちゃんに渡された資料を持って言った。







「あ・・うん・・・。」







「結城ちゃんはー・・違反した会員さんがここに来た意味って話知ってるの???」






一樹さんが言う・・・。







ここに来た・・・意味・・・。







ゴクっとつばを飲み込む。








「コイツには詳しくは話してない、・・・後で話すッ!!」








涼はそう言って私の頭を撫でる・・。







優しい触り方だけど・・・。







目は・・・。







鋭い目をしていた・・・・。











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