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あなたに逢えて

第2章 始まり

「梓?」
「うん?」
「抱きしめてるのに拒否しないでくれるんだね」
「…温かいから」
「そっか」

なんだか嬉しかった

「梓…」
「ん?」
「しょうがないなぁ…梓の為に起きるよ」
「朝ご飯、泊めてくれたから…」
「えっ梓が作ってくれたの?!」
「うん。でも食べなくてもいいよ」
「食べるよ。梓が作ってくれたなら」
「えっでも…」
「食べる」


-リビング-

「梓ちゃん、よく眠れた?」
「あっおはようございます。はい、すごい眠れました。ありがとうごさいました」
「いいのよ(笑)朝ご飯、梓ちゃんが作ってくれたの?」
「はい。すいません」
「いいのよ(笑)ありがとね」
微笑ましそうな母さんの顔を見てなんだか照れくさかった
「もういいから、早く朝飯にしようよ」
「そうね」

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