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あなたに逢えて

第2章 始まり

* * *

体育の授業が外だった


その時

向かいの校舎の屋上に黒い人影が15、16見えた
そこから一つの人影が落ちていく


「えっ!?」
「どうした?弘多」
「いや…なんでもない」

とは言ったものの
気になってしまい
ジッと見ていた


ザンッッッ!!!

その人影は校舎の近くの
そばにあった桜の木に落ちた





その時は何でもいいや

そう思っていたが

放課後に担任に呼ばれ
仕事を手伝わされた


その帰りに

あの時落ちたのどうなったんだ?


足は自然と桜の木の下に向かっていた



枝と枝の間から制服が見えた

まさか…ウチの生徒か?

生暖かい風がすり抜ける


風にのり桜が舞った

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