無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　わたしは夕謡《ゆうた》が自室へ入ってくるなり抱き着いた。もどかしくキスを交わすと、もつれるようにしてベッドへ倒れ込む。
　まるで、磁力のような力がふたりの間に発生していた。引きあって、惹かれあって、隙間なく重なりたい。はやくひとつになりたい――。

　夕謡がわたしのネグリジェのボタンを外してゆく。その指先の感触にさえ感じてしまって、わたしは胸を上下させた。
　やがて露わになった胸の先端に、夕謡が吸い付いてくる。湿った舌に頂《いただき》を翻弄され、わたしは頭を振り、腰をくねらせた。
　硬くなった粒にかるく歯を立てられると、ぴりりとした快感がそこから伝播する。

「詩菜《しいな》、胸舐められて……クリも勃起しちゃった？」

　ゆらゆらとうごめく両脚の、太ももに手を這わせて夕謡がささやく。
　わたしはこくりと頷いた。だってさっきから――そこが熱く疼いて仕方がないのだ。

「詩菜の体、感じやすくて正直で、いい子……」

　夕謡がショーツに手をかけ、湿ったそれを脱がされる。性急な脚のあいだが、早く刺激がほしいととろりと蜜を溢れさせた。

「かわいいおまんこ、僕に食べさせて？」

　夕謡はささやくと、秘裂を舌で舐めあげてきた。待ちわびた感触に、腰が浮いてしまう。

「クリ、ぱんぱんに膨らんで……でもまだ皮に隠れてる。苦しそうだから、剥いてあげるね」

　クリトリスの左右を指で挟まれ、ぐっと押し開かれる。さらにはもう片方の手で鞘の根元を押され、震える肉粒がにゅるりと飛び出した。

「夕謡ぁ……っ」
「ふふ、かわいい……。ぴくぴく喘いで、まるで生き物みたいだよ」
「んぁん……っ」

　言葉の刺激にも感じてしまって、さらに蜜が溢れるのを感じた。

「気持ちよくなろうね、詩菜……」