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ねぇ、私に好きを教えて…?

第2章 生きた屍

…やべぇ。赤石に言われて気付くとは。
ふとした時に考えてるのは
星羅ちゃんの事だった。
そんな仕事に出てたのか俺、ダメじゃん。
主任とあろうものが…。

きっかけはどうであれ。
俺は星羅ちゃんののことを守りたいし
助けたいし支えていきたい。
何があったにしても俺には関係ない。
星羅ちゃんは星羅ちゃん。
笑っていてくれるなら、俺は満足だ。

ま、おっさんはおっさんなりに頑張るよ。笑
クソ、赤石の野郎。生意気。

そりゃー、約1ヶ月の間ね。
家に帰れば、暖かい家で美味しいご飯が待ってましたからねぇ。やる気が違いますよあるのとないのとだと。


…って会いたいからって
お菓子持って家に遊びに行くって
どこの学生だオイ。
しっかりしてくれ俺。
キャラが定まってねぇ…。

19時かぁ…
まだ起きてるよな、多分。

<<<ピーンポーン

…あれ、居ないのか?
いやまさか。
車もあったし電気付いてたからいると思ったが…。
電話してみて出なかったら帰るか。

<<<〜♪♪♪

あれ、すぐそこで音鳴ってね?
てか今気付いたけどボイラーの音してるよなずっと。

ガチャ
…え、鍵開いてる??

「星羅ちゃん…?佐山だけどぉ…。
鍵開いてたよ?」

返事無いな。
…シャワーの音するから風呂場か??

「ごめん星羅ちゃん勝手に上がっ…」



…風呂の扉開いてる。
妙な胸騒ぎ。

「ごめん、開けるぞ。」

…嫌な予感が的中した。

「星羅ちゃん!!!
今救急車呼ぶからな。」

そこには
湯船が赤く染まり
座り込む星羅ちゃんが居た。

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