
ねぇ、私に好きを教えて…?
第2章 生きた屍
「うん…。」
「こんな汚らしい私なんか、迷惑に決まってる。
何甘えたこと考えてるんだって考えたら止まらなくなってしまって…。」
「…さ、佐山さん?」
「…星羅ちゃんは汚らしいなんてことないよ。
こんなに優しい手をしてる。優しい心を持ってる。
俺は、ね?心が汚れてる人は汚らしいって思う。
人を傷つけることしかできない、人に優しくすることができない。そういう人は汚らしいよ。
でも、星羅ちゃんさ?
俺にお礼がしたいって数枚の絆創膏のためにココア買ってくれたり。
申し訳ないからって、つらい思いしたのは星羅ちゃんなのに俺に美味しいご飯作ってくれてたり。」
「…そんな、私は…。」
「だから…
お願いだから1人でなんでも背追い込まないで…。その荷物、全部って言ったら星羅ちゃんまた申し訳ないって言うから。
星羅ちゃんが背負っているものごと、俺が背負うから。」
口では偉そうなこと言ってるけど
苦しみやつらさなんて
本人にしかわからないんだよな。
それでも、俺は星羅ちゃんが今まで背負って来たものを一緒に背負いたいって思った。
緊張していた糸が切れたかのように
声を上げて泣いている星羅ちゃんを
俺は抱きしめてあげることしかできなかった。
「こんな汚らしい私なんか、迷惑に決まってる。
何甘えたこと考えてるんだって考えたら止まらなくなってしまって…。」
「…さ、佐山さん?」
「…星羅ちゃんは汚らしいなんてことないよ。
こんなに優しい手をしてる。優しい心を持ってる。
俺は、ね?心が汚れてる人は汚らしいって思う。
人を傷つけることしかできない、人に優しくすることができない。そういう人は汚らしいよ。
でも、星羅ちゃんさ?
俺にお礼がしたいって数枚の絆創膏のためにココア買ってくれたり。
申し訳ないからって、つらい思いしたのは星羅ちゃんなのに俺に美味しいご飯作ってくれてたり。」
「…そんな、私は…。」
「だから…
お願いだから1人でなんでも背追い込まないで…。その荷物、全部って言ったら星羅ちゃんまた申し訳ないって言うから。
星羅ちゃんが背負っているものごと、俺が背負うから。」
口では偉そうなこと言ってるけど
苦しみやつらさなんて
本人にしかわからないんだよな。
それでも、俺は星羅ちゃんが今まで背負って来たものを一緒に背負いたいって思った。
緊張していた糸が切れたかのように
声を上げて泣いている星羅ちゃんを
俺は抱きしめてあげることしかできなかった。
