二人のキセキの物語 MN
第50章 遠距離の二人2 潤
「・・・おはよ カズ・・・」
キッチンを見ると エプロンをしたカズが
鍋を覗き込んでるところで
「あ・・おはよ・・・・・潤・・」
「いい匂い。味噌汁?」
「うん。昨日のご飯がまだ残ってるから、今朝は和食で」
「美味そうだなぁ」
「目玉焼きも焼いたよ、潤はソース派?醤油派?」
「俺 いつもケチャップなんだけど」
「へぇ 俺は醤油なんだけど じゃあ今日は俺もケチャップにしてみようかな」
「うん、ケチャップもなかなかイケると思うよ」
にこにこしながら朝食の用意をしてくれるカズ
普段あんまり料理しないみたいだけど
結構手際がよく
見る間にテーブルの上に美味そうな料理が並んでいく