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儚き恋の物語

第3章 霧と山ちゃん

霧と山ちゃんはずっと前から仲がよく、俺はそれを見る度に胸のあたりが空っぽになる感覚があった。

しかし、それを嫉妬と思われるのが嫌でみんなに悟られないようにしていた。

また、山ちゃんが霧と話す時、周りの人と話すより明らかにテンションが上がっていた…

薄々気づきいていた…
しかし、認めたくなかった…

そんな中俺は何気なく火と通話をしていた。

そこで俺の感情がバレないようにしながらもある言葉を言った…

「山ちゃんって霧と話す時だけすごいテンション上がってるよね?」

火は分かっていた。
山ちゃんは霧のことを好きなことを…

(ズキン…)

とても胸が痛かった…

分かっていたことだが、やはり声に出すととても辛かった…

数日後、

山ちゃんは俺の枠に毎日来ていた。

しかしついにその日が訪れた…

山ちゃんは俺の気持ちに気づかぬまま恋愛相談をしだすようになった…

もちろん隠してたのは俺だし、それも分かっている…

だが山ちゃんは相談を続ける…

その後、霧が枠を始めたのでまた行く。

霧は山ちゃんではない他の女の人達と仲良く話していた。

山ちゃんはそれをみて、とても辛がっていた。

俺からすれば嬉しい出来事に見える。

しかし、俺には山ちゃんが辛がっているのを見ることの方が辛かった…

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