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不器用同士

第38章 佐藤…

「お前本当に男?w」
「あいつがいいって言ったら食う…かも」

言われてる
だいぶ前に言われてる

「少しはヤりたいと思ってるんだw」
「…思うくらい別にいいだろ」
「ヤりたいって言えばいいのにw」
「言わねーよ」
「何で?w」
「好き=ヤるじゃねーだろ」
「本当に男か疑うよw」
「少なくとも今は言わねー」
「ま、頑張ってw」
「スマホ貸せ」
「…画像消すのねw」
「これ以上他の奴に見られたら困るからな」
「誰にも見せてないよw」
「お前を信用できる訳ねーよ」
「酷いねw」
「貸せ」
「はいはいw」

とりあえず消したけど誰に画像見せたのか心配になってくる…

「終わった?」
「…ああ」
「戻る。もう響に関わるな」
「はいはいwあ、これあげるよw」

佐藤は財布を取り出した
金か?

「はいw」
「…はぁ!?」

佐藤が俺に渡そうとしたのはゴムだった

「いつかするかもしれないでしょ?w」
「…何で常備してるんだよ…」
「んー、ナンパ用」
「やっぱお前ゴミだ」
「酷いねwま、2枚しかないけどもらっといて」
「…」

俺は押しに弱いのか欲望がそうさせたのか…
ゴムを受け取ってしまった…

ゴムよりも画像だ…
冷や汗めっちゃかいてる…
響に何て説明すれば…

《おかえり》
「っ…ただいまw」

響は少し悲しそうな顔をした

《何で無理して笑ってるの?》
「…そんな事ねーよw」
《何で間が開くの?》
「…響には敵わないな」
《佐藤にやばい事言われたの?》
「っっ…まぁ…な…」
《夏休みのお化け屋敷の事?》

察し良すぎだろ…

「何で分かったんだよ」
《見られて困るのそれくらいじゃない?》
「響に隠し事できないなw」
《してるとしたら徹底的に暴いてやるw》
「怖w…あー…そろそろ帰らなきゃだな…」
《明日も来てくれる?》
「もちろん」
《待ってるw》
「じゃあまた明日。おやすみ」
《おやすみ》

響side

あー…聖帰っちゃった…
聖帰ったら寝るしかないんだよね…

私はいつの間にか寝てた

【樋口さん胸でかいですねーw】
『っっ!!…っ…』

まだ夜は長い…

聖…
早く来て…

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