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不器用同士

第44章 久しぶりの学校

「…は…はぃ…」

怖い…
部室行こうかな…

「響」
「っっ!!…聖…」
「あ…悪い…どこ行くの?」
「部室」
「俺も行く」
「…うん///」
「バーカ。その顔他の男に見せるなよ?」
「あ、うん」

聖は優しすぎるな…

「大丈夫か…?」
「…ぅん…」
「…キツかったら教室出ろよ?」
「…うん…」
「キスしていい?」
「っっ!?///」

この男は…
確かに鍵は私が持ってるから他に入ってくる奴は居ないけど…

「…ディープじゃ無ければいいよ///」
「ディープにする気は無かった。ディープにすると響エロくなるからなw」
「バカ!!」
「ほら、するよ…」

[チュッ]

「やばい…可愛い…」
「可愛くない!!」
「おい静かにしろ!バレるぞ!?」
「あ…もう授業始まるから行こ?」
「…おう」

[キーンコーンカーンコーン]

数学教師は男…
最悪…

「えーっと今日は10/2…たまにはかけるか。20番…田中隆介君。(1)の答え黒板に。あと次の人の指名を」
「えっとー…樋口でw」
「っっ!!…は…」
「樋口分かるか?」
「は、はぃ…大丈夫…です…」
「じゃあ前へ」

私はもう倒れたかった…
田中って佐藤と仲良い奴だから余計…

私は問題を解いてすぐに席に戻った
それから授業はあまり頭に入らなかった

[キーンコーンカーンコーン]

やっと終わった…
部室行こ…

[コンコン]

「響いるか?」
「うん。今開ける」
「大丈夫だったか?」
「…田中が私を指名してちょっと…」
「そうか…来て」

聖はたまに甘えるな…
私に抱きつくように言うとかw

「ん。これでいい?」
「あー…いいサイズ感…響小さくて抱きしめやすい…」
「私158だけど!?」
「俺と20cm違うじゃん」
「そうだけど…女子では大きい方なの!」
「確かにな。身長も体重もサイズも大きい」
「体重言うな!!これでも痩せたし!!」
「断食で痩せても意味ないだろ?」
「…授業始まる…」
「もうちょっと…」

可愛いな…
昔の聖と全然違うw

「ほーらー。授業始まるよー」
「えー…」
「じゃあ今日家入れないから」
「授業行くぞ!!」
「早!?」

私は緊張しながら自分の席に戻った

チャイムが鳴って先生が課題を置いて行った
早く終わらせないと…

私は問題に集中してて気づかなかった…
周りの人達が席を移動してたことを…

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