テキストサイズ

不器用同士

第44章 久しぶりの学校

阿部side

「樋口ーw」

田中何してるんだよ!!

「ひっっ!!…」
「ねぇ…佐藤退学になったの知ってる?w」
「…」

めっちゃ怖がってる…
でも俺も男だから…

「…し…らない…です…」
「でも樋口のせいで退学になったんだろ?w」
「…知りません…っ…」
「何教室の外行こうとしてるの?」
「ひっっ!?」

田中が響を捕まえた
この体制はやばい…

「嫌!!離して!!」

聖side

「嫌!!離して!!」
「響っ…」

俺は2組に行った

「響!!」
「聖…」
「何で小野?」
「阿部そいつ黙らせてろ!!」
「ああ!!田中こっち来い!!」
「何でだよー…」
「響…どうする?」
「…帰る…無理…っ…」
「立てるか?」
「ぅん…っ…何で…」

響は恐怖で立てなくなってた

「阿部。俺と響の荷物持って玄関来い」
「分かった」

俺は俗に言うお姫様抱っこなるものをして玄関に行った
教室がざわついたけど今は響だ

「ひ、聖…もう…歩けるから…///」
「ん?そうか」
「聖。これでいい…のか?」
「ああ」
「阿部…荷物…ありがとう…」
「悪い。止められなかった」
「また…迷惑かけるかもしれない…」
「大丈夫だ」
「あんま俺の女と話すな(ꐦ꒪⌓꒪)」
「それ俺に対しての精神攻撃か?」
「当たり前だ」
「阿部…さっきの事柴崎に言っておいて…」
「ああ」
「響。帰るぞ」
「うん」
「ほらw」

俺は手を繋ぐように促した

「え…///」

案の定照れた
可愛い…

「聖…阿部いる…///」
「…見なかったことにします」
「あ、阿部。LINEくれ」
「…分かった」

俺は阿部とLINE出来るようにして響と手を繋いで帰った

「あの…多分見られてる…///」
「だろうな」
「だろうなって…」

阿部からLINEが来た

[お前の前の響が1番可愛いな]
〈当たり前だ〉
[2組にいる時はできるだけ響を助ける]
〈触るなよ〉
[触ったら嫌がるだろ]
〈常識あるんだな〉
[意味わかんねーwま、今日のは他の男子達にも説明しておく]
〈助かる。じゃあ何かあったらLINEしてくれ〉
[ああ]

「聖、何かあったの?」
「阿部が俺といる時の響が1番可愛いってさ」
「…可愛い?」
「気になるならいつか阿部に聞いてみろ」
「いつかって…まぁ…気が向いたらね」
「さて、一旦響の家行くか」
「うんw」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ