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不器用同士

第46章 演技の学校

「響、起きろよ」
「ん…今何時…?」
「7時」
「はぁ!?ったー…」
「いい眺めw」
「聖がシャワー終わった後裸で寝ようとか言ったからでしょ!?」
「喉ガラガラで言われても…」
「朝飯カップ麺ね!!」
「はいはーい」

響はカップ麺作ってる間に顔洗ってた
効率厨だな…
で3分ぴったりに蓋開けて食ってた

「っ…」
「聖猫舌?」
「ああ…」
「ま、早く食って」
「おう…」

響はめっちゃ早く食って着替えたりアイロンで寝癖直したりしてた

「行くよ!!」
「おう!!」

結局15分くらいで準備して駅まで歩いて行った

「間に合ったじゃん…」
「聖の自転車無かったから」
「なるほど」
「さて、これから演技しないとね」
「…そうだな」
「その前にのど飴…」
「学校までに治るとは思わないけどな」
「分かってるけど舐めないよりマシでしょ」
「まあな」

「あ、響。久しぶりw」
「綾!!」
「佐藤…?…加藤!」
「ようやく覚えたか…で、相変わらず仲良いね」
「まぁ…それなりに?」
「聖、響借りるよ」
「は!?」
「すぐ終わるから」
「…すぐだぞ…」

響side

拗ねてる聖めっちゃ可愛い!!

「響、やばい情報手に入れた」
「何?」
「聖が急にモテてるんだ」
「はぁ!?」
「静かに!!」
「何で!?」
「聖はいつも眠そうで目が細いけど響の前では普通に幸せそうな顔しててそれを見た女子が…まぁ響現象の聖バージョン?」
「…頭が追いつかない…」
「とりあえずイケメンって騒がれてるの!!特にお姫様抱っこ」
「っっ///」

あれか…うん…恥ずかしかった…

「それと同時に響への嫉妬?みたいな物がある。男からしたら聖にもあるけど」
「はぁ…」
「一応気をつけて」
「うん…じゃあ戻るね」
「おー」

聖がさらにいじけてる!?
か…可愛い…

「ごめん」
「遅い…」
「ヤバめの情報だったから…」
「何それ」
「…聖がモテ期だって…」
「は?」
「聖のいつもと違う顔見た女子がトゥンクしたんだって…」
「響現象だ」
「気をつけてね」
「ああ…響もな」
「うん」

あー…学校…嫌だー…

「行けるか?」
「私の演技力舐めないでよw」
「何かあったら来いよ?」
「うん」

聖side

何か響の目が変わった気がする…

「樋口、阿部に何出したんだよ!!」
「邪魔。寄るな。話しかけるな。鬱陶しい」

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