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不器用同士

第52章 日曜日の使い方

「ああっ!!…気持ちぃ!!…んぁぁっ…イっちゃ…ああっ…あぁぁん!!」

響はしばらく動かなかった

「響、大丈夫か?」
「私…朝から何してるんだろ…」
「確かに。だいぶ乱れてた」
「今日服買いに行きたい」
「あー、もう冬だもんな」
「うん。という訳でシャワー浴びてくる」
「おう」

響side

私はシャワーを浴びて身だしなみを整えて聖と隣町のイオンに行った
今日はワインレッドのスカートに白のブラウス。7cmくらいのヒールを履いてみた

「うーん…どれにしよう…」
「予算どれくらい?」
「5000円くらい」

ま、honeysは安いからそれくらいでいいよね

「あー…迷う…」
「女の服は分かんねーな…」
「あ、なるほど。聖ありがと!!」
「は!?」
「男に近い服買えばいいんだよ。黒系とか」
「なる…ほど?」

私は黒の革ジャンとニットを買った

「持とうか?」
「大丈夫だよwとりま飯食お」
「おう」

フードコートに行って私はたこ焼き、聖はラーメンを食べた

「次ゲーセン!!」
「まさか…」
「乱獲!!」
「だよな…」
「行こ〜」
「おうw」

聖side

響はとりあえず5000円チャレンジをした
そしたらでかいぬいぐるみ3つ、フィギュア7つ取ってた…

「取りすぎだろ…」
「転売」
「とりあえず他の店行くか?」
「うわぁ〜!!可愛い…」

響は熊のぬいぐるみを取ろうとしてた

「響、この荷物じゃキツいって」
「じゃあ俺が持ってあげましょうか?w」

響は手に持ってた物を全て落とした

「さ…とう…っっ!!」
「響!!」

響はヒール履いてるのにすげー速く走ってた
追いかけたい…だけど荷物が…

「樋口さんの所に行きたいけど荷物がって思ってるの?w」
「…」
「あ、聖さん!」
「奏也、お前いい所にいるな。初めて感謝した。この荷物見ててくれ!」
「あ、はい…」

俺は走って探した
響に電話かけてみたけど繋がらない…
響は家に帰ろうとしてる?
響どこだよ…

プルルルル…

「響!?」
《聖…西ゲートにいるから…》
「ああ…すぐ行く」

ここで切れた
これはまずい

「奏也、荷物持って西ゲートに来てくれ」
【え!?それなりに量が…】
「チッ…はぁ…響に会えるぞ…」
【すぐ行きます!!】

奏也ってコントロールしやすいな…
とりあえず自販で紅茶買って響の所に行った

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