テキストサイズ

不器用同士

第52章 日曜日の使い方

「奏也、帰ってくれたら通話してあげる♪」
「叔父さん帰ろう!!」
「…ありがとうw」
「はいはい…」

響side

奏也ってめんどくさいな…
しかも保健医奏也の叔父だし…
保健室行けないな…

「聖、次どこ行く?」
「響の行きたい所」

これはチャンス…

「じゃあプリクラ行こ?」
「っっ!?」
「そんな嫌そうな顔しないでよ…」
「でも…」

手強いな…

「私聖とキスプリ撮りたいな」

聖side

キスプリ!?///
つまり…キスしてる所を撮るのか…!?

「さ、流石に…恥ずいわ…」

響side

どうすれば…
色仕掛け?
いや、こんな所でしたら…
仕方ない…

「じゃ、家で撮ろ?」
「俺写真苦手なんだが…」
「写真なんて忘れさせてあげるよ…私は上手いからねw」

聖side

何か…バカにされた?
ちょっと悔しいな…

「響、プリクラ行くぞ」
「え!?///」
「どっちが上手いか確かめるためだw」
「ーっっ///いいわよ!!早く行くよ!!」
「おうw」

響と行ったはいいけどプリクラのシステムを理解していない…

「背景何がいい?」
「背景あるのか?」
「あ、うん。色々あるよ」
「じゃあ黒いやつ」
「分かった」

画面に俺達が映されるのか…
恥ずいな…

「まず普通の撮ろ」
「あ、ああ」
「ちゃんとカメラ見てよ?」

1枚目は無難にピースなんだが…

「何で下向いてるのよー…」
「恥ずいんだよ…」
「じゃあハグ」
「恥ずい」
「私の事だけ見てて?」
「っっ!?///」

この言い方はダメなやつだ…
可愛すぎる…

「聖、私の事抱きしめて?」
「ああw」

正面より撮りやすかったな…

「こちょこちょしていい?」
「は!?」
「笑えるでしょ?」
「まぁ…」
「じゃ…おりゃー」
「ちょっwははっ!!…そこダメだってw」
「はい撮れたw」

忘れてた…

「じゃあ次はメインイベントのキスプリ」
「…///やっぱ普通に」
「プリクラ行くって言ったのは聖だよ?」
「…」
「聖?」
「分かったよ…///」
「いつも通りね。んぅ!?…は…やぁ…」
「リハーサルだよw本番行くぞ」
「うん///」

クチュクチュ…

「ぁ…ん…」
「ん…撮れたなw」
「深い…///」
「次は響からなw」
「行くよ?…」

クチュクチュ…

「…っ…っぁ…」
「ん…撮れた。喘いじゃったねw」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ