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不器用同士

第52章 日曜日の使い方

「響が上手いんだよ…///」
「ありがと♪じゃ、デコ行こっかw」
「デコ?」

あー、文字とか書けるやつか…

「聖デコってみる?」
「いや、任せる」
「OK!!」

響は楽しそうにデコってた
俺はそんな響を見てぼーっとしてた

「聖、できたよ!あ、これ聖の」
「あ、ああ…っっ!?///」
「どうしたの?」

文章が悪い…

「いや…///」

なぜキスプリにこの文章を書くんだ…

「あ、もしかして『聖愛してる』の事?」
「っっ…別に…///」

俺もデコれば良かった…

「さて、もう1枚行こっかw」
「え!?」
「次は聖がデコってみたいんじゃないの?w」
「何で…」
「両思いだから?w」
「…一緒にデコる」
「は?」
「俺使い方とか知らない」
「はいはいw」

全くわからん
そして目がでかい…
響は1番小さいやつと言っていたが大きくなりすぎだ…
なぜ勝手にメイクがされてるんだ…
男まで肌が美しくなってるではないか…
ペンとスタンプの種類も豊富だな
とりあえず俺はスタンプだけ使ってデコってみた
とは言っても日付だけだが

「日付しかついてないじゃんw」
「何をしたらいいのかよく分からん」
「じゃあ『好き』とか『愛してる』って書けばいいんじゃないの?」
「恥ずいんだよ…」
「じゃあ猫耳をつけてやろうw」
「は!?」
「あー…可愛い…」

俺は響とのキスプリに1番小さい♥をつけた
バレないだろ
何やかんやで人生初のプリクラ&キスプリ&デコが終わった…

「おー、よく撮れてるw」
「あー…恥ずい…」
「あ…♥ついてる!!」
「っっ!?///」
「バレないと思ったんでしょw」
「…響がデコれって言うから…///」
「聖が照れてる…可愛い…」
「男に可愛いは無いだろ…」
「んー、そうか…」
「せめて珍しいとかにしてくれ…」
「分かったwまぁ聖はそうそう照れないもんねw」
「響の前は例外だけどな…」
「私は元々照れ屋だからなぁ…」
「そうか?」
「照れてるのバレないように頑張って演技してたんだから…」
「そこまで演技しなくてもいいんじゃねーの?」
「演技の仕事行くから聖以外の人騙すくらいならいいでしょw」
「程々になw」
「はーいw」

一通り回ったな…
これから何をしようか…

「あ、響、ちょっと楽器の弾き方教えてくれ」
「いいよ!!」

音楽好きだな〜w
目が輝いてるw

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