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不器用同士

第52章 日曜日の使い方

俺達は家に帰ってコーヒー飲んでた

「聖って何の楽器できる?」
「…トライアングル、カスタネット、タンバリン」
「全部打楽器かw」
「リコーダーも吹けない」
「マジか。じゃあまず初めに『かえるの歌』弾いてみようかw」

俺…両手でピアノ弾けない…そもそも全部人差し指で…

「聖、とりあえず適当な音を5本の指でバラバラに動かして音出してみて」

俺はとりあえずやってみたけど音指定されるとな…

「『かえるの歌』の音は分かる?」
「ドーレーミーファーミーレードーだろ?」
「じゃあ右手だけで弾いてみて」
「おう…」

〜♪

「うん。できてる。じゃあ左も右と一緒に弾いてみて」
「…おう…」

〜♪

「リズム合わないね…じゃあテンポ60で私が手拍子してるからそれに合わせて音出して」
「60?」
「とりあえずゆっくりのテンポ」
「おう…」

響の手拍子に合わせて弾いてみた

「おー!合ったね!じゃあ次は手拍子無し」
「えー…」
「ま、弾いてみて」
「おう…」

〜♪

「うん。できてるからバラバラに弾いてみようかw」
「無理です」
「手拍子してあげるから」
「…はい…」

〜♪

「あれ?」
「できたじゃんw」
「え?」
「じゃあテンポupw」
「えー…」
「ほら、始めるよw」
「はーい…」

〜♪

「もうピアノ弾けるねw」
「これだけだけどなw」
「あ、明日の夕飯あたり新しい楽器来るから」
「また買ったのか!?」
「興味あるからね」
「宝くじすげーな…」
「1億だからね」
「はぁ!?」
「1枚買ったら当たっちゃったw」
「え、高校生…」
「私は選んだだけwで、私が選んだやつが当たったから私の金」
「すげー…」
「好きな物5万円分くらい買おうか?」
「いいのか!?」
「いいよw」
「よっしゃぁっ!!」
「ただし聖からのおねだりは買わないからw」
「それは分かってる!!」
「さて、飯食お?」
「おう!!」

そんな感じで夕飯食ってヤろうとしたら明日学校だから無理って言われた…
まじショック…

「あ、明日から学校の戦法変えるから」
「おう」
「ちょっと怒られるかもだけど((ボソッ」
「ん?」
「何でもないwまた明日!!」
「おう。おやすみ」

チュッ

「おやすみ♪」

明日の戦法って何だろ…
ま、明日分かるからいいか

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