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不器用同士

第53章 戦法Change!!

響side

「んー、とりまこのカーディガンとスカートでいいか」

私の高校は制服自由だから周りと同じコーデにはなりにくい
ピアスもOKだからせっかくだからつけようかな

「駅行こ〜」

聖side

「あ、おはよ♪」
「え!?何で!?」
「営業スマイル頑張ります♪」

思いっきり服装とか変わった…
スカート膝上10cmくらいだし、片方だけ髪を耳にかけてる…
カーディガンもピンクでどこかのアイドルと似たような服装だけど可愛い…

「え、これからこんな感じ?」
「うん。皆にも営業スマイルでスクールライフを」
「男に寄られるぞ?」
「彼氏がいる事を公言する」
「え!?」
「名前は伏せるけどねw」
「ならいい」
「この格好変?」

今までは普通に学校の制服着てたし、膝下スカートだった
だけど今の格好は新鮮でいいな…

「変じゃない。むしろ可愛い」
「ありがと…///」
「お、おう…///」

そんな感じで学校に行ったら周りがざわついた

「え、響!?」
「阿部おはよ♪」
「あ…おはよう…///」
「阿部…俺の響…」
「分かってるよ!!それより何があった…田中とかイジるに決まってるだろ…」
「俺も分かんね…行くぞ…」

教室に行ったらさらにざわついて他のクラスの奴らも来た

「樋口どうしたんだよw」
「何か今までのキャラ疲れちゃってwもうそのままでいいかなーってw今まで男嫌いだからって酷い事してごめんね?」
「っっ!!///」

男全員赤面

「あと、彼氏にこっちの方が可愛いって言われたから…///」
「えー…」「マジか…」「狙ってたのに…」「彼氏誰だ…」
「だけど、これからは皆と仲良くできたらいいなって思うw酷い事したけどもし良ければ仲良くしてくれる?」
「はい!!」

男全員ハモったよ…

「あははっwありがと♪」

男全員心臓撃ち抜かれたな…
俺は響に近寄って小声で

「演技凄いな…」
「改めてモテてる事を知った…」
「周りの女とかすげーぞ…」
「気にしないよw」
「響らしいw」
「でしょ?w」
「響って呼んでいいか!?」「飯一緒に食わねー!?」「好きなタイプは!?」
「響って呼んでいいよ♪ご飯は先約いるの。ごめんね…好きなタイプか〜。不器用で、優しくて、好きなものがあるとすっごいいい笑顔する人かな?w」

響は俺の方をチラッと向いて言った
すげー恥ずい…

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