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不器用同士

第58章 男子とカラオケ

男皆響に夢中だし
俺の響だし…

「私以外はダメよ…」
「フー!!」
「黒崎くん、どうだった?」
「すげー良かった!!ダンスはにこにーパートだよな!!」
「う、うん…」

ガチのラブライバーかよ…
響軽く引いてるぞ…

「響、点数やばいぞ!!」
「え?…90.2…?」
「まさか…90超えで低いのか?」
「最低でも93がいいんだよね〜…さて、次は誰が歌う?」
「響で!!」by黒崎
「同感!!」✕4
「…分かった♪じゃあ次は『小さな恋のうた』」

「響け 恋の歌〜♪」

「音域広くね…?」
「思いっきり女が出せない音程歌ったな…」
「えー!!92.9…」
「いや、高いから!!」

響は歌うのは楽しそうだな

「次は『カタオモイ』」

「ねぇDarling愛してる〜♪」

俺に向かってウインクしたな…
歌で伝えるとかずるいだろ…///

「やったー!!94!!」
「すげー!!」
「姉さんお待たせ!!」
「姉さん?」
「奏也、あまり姉さんって言わないで?恥ずかしい…///」
「っっ///」

響すげーw
奏也の扱い方半端ねーw

「聖、お願い♪」
「おうw」

俺、奏也を拘束w

プルルル…

「奏也を捕獲しました」
[ありがとう。今行くよw]

「姉さん!?今の何!?」
「姉さんって呼ばないでって言ってるでしょ!?」
「奏也帰ろうねーw」
「叔父さん!?」「先生!?」
「嫌だー!!」

プルルル…

「あ、義姉さん。奏也を捕まえました。今から帰ります」
[分かったわ]

「っ…」
「響…」

響の母親だもんな…
本当は奏也にも会いたくないんだろうな…

「姉さん助けて!!」

[翔くん。響がいるの?]
「…いますよ」
[変わってくれる?]
「分かりました…響ちゃん。代わってあげて」
「嫌だっ…」
「僕が言える立場じゃないけど代わって…お願い…」

男は皆この異様な雰囲気に黙る事しかできなかった

[響?久しぶりね]
「お久しぶりですね。浮気女」
[…]
「貴方の事色々調べました。私が1歳の頃、会社の都合で2年アメリカにいたそうですね。結婚してすぐ会社の同僚の村瀬さんと浮気して海外にいることをいい事に子供を作りました。合ってますよね?村瀬尚美さん?」
[…ええ…]
「で、帰ってきたと思ったら浮気相手優先で私の育児放棄と虐待ですか」

響の目に殺意が浮かんでいた

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