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不器用同士

第61章 いつもの下校のはずが…

処理…?
あ、近づいてる奴勃ってる
え、でも意味わからん…

「硬くなったら潰すだけ!!」

急所を思いっきり蹴ってた
これ絶対痛い
人を戦闘不能にする脚力で蹴られたら当分使えない
絶対使えない
響…それは見てる奴らの精神攻撃にもなるんだぞ…?

「ーっっ!!」
「さーて…あと何人?ま、いっか」
「まとめて殺れ!!」
「ふふっ…響蘭(きょうらん)舐めんなよ!!」
「響蘭だと!?やめろ!!」

幹部が止めた
何でだ?

「数々のご無礼申し訳ございませんでした」
「謝らなくていいよ。その代わり、昇龍会のチャカとシャブの取引場所とか洗いざらい教えて♪」
「…承知しました…」
「後で家に行くね。あ、メールするから。神崎さんによろしく♪」
「…失礼致します。帰るぞ!!」
「「「「「「「「「「「はい!!」」」」」」」」」」」

響蘭って何だ?

「いやー、物騒な物見せてごめんね?」
「いや…え…?喧嘩慣れのレベルじゃ…」
「響蘭の説明しなきゃだよね」
「あ、ああ…」
「じゃ、東京行こっか♪」
「はぁっ!?」
「荷物準備してきて♪」
「え!?」
「早く!!」
「泊まり!?」
「ちょうどいいでしょw」

今日金曜…まぁ…

「金ねーよ!!」
「大丈夫♪」

響はどこかに電話してた

「うん。今来てよ…えー!!…じゃあ城之内でいいから!!…お願い!!あとお金も!!…ん、ありがとw」

城之内…?

「車手配したw」
「だ、誰に?」
「脱税してる金持ちの運転手♪」

ツテが半端ねーよ…
だからスタジオとかカメラマンとか借りれるんだ…

「引いたでしょ?」
「は?」
「喧嘩慣れしすぎてる上に色んな人使ってるから」
「驚いた」
「怖くなったでしょw…」
「いや、怖くない。だって警察も犯人暴れたら取り押さえるだろ?」
「ははっ…聖には敵わないや…」
「これで全て合点がいったわw強靭な肺活量、殺気の出し方、ツテの多さ」
「聖は守るから」
「普通男が女を守るもんだろ…悲しくなってくるわ…」
「でも…これから弱くなるのは難しい…」
「だろうな!!」
「ただ、聖の存在を知られた以上ほとんど一緒にいた方がいいな…」
「でもな…」
「あ!!いい事考えた!!」

嫌な予感…

「聖も私の家に住めばいいんだよ!!」

やっぱり…

「でも…一応家族いるからな…」
「あー…そっか…警察使う?」
「はぁ!?」

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