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不器用同士

第61章 いつもの下校のはずが…

「取ろう」って言いかけたよな…

「あ、城之内、蘭に電話していい?」
「ええ」
「蘭?」
「これから会う人♪」

プルルル…

「蘭!!久しぶり!!」
[久しぶり〜。何かあった?]
「これから蘭の家に行っていい?」
[んー…まぁいいよ]
「防犯カメラ何とかしておいて」
「防犯カメラ!?」

驚きすぎて声に出てしまった…

[男いるの?w]
「一緒に蘭の所行くから」
[ふーんwま、何とかしておくよ]
「城之内、あとどれくらいで着く?」
「1時間程で着きます」
「ありがと〜…1時間後くらいに行くから」
[分かったw]
「じゃ、また後で」
[はーい]

響蘭ってお互いの名前か…
狂乱とかけてるって訳か…

「城之内〜…私寝るから着いたら起こして…」
「かしこまりました」

またもや響は俺の肩を枕にして寝た
寝るの早いんだよ…

「響は何年前に…城之内の所に行ったんですか?」
「6年前ですね」
「まだ小学生じゃないすか…」
「それだけ響様は優秀なのです。成績もトップクラスでw」
「上から数えて…じゃないですよね…?」
「上からでございます」
「嘘だろ…今はすげー悪いのに…」
「…最近仕事が多くて勉強できないの」
「え!?起きてる!?」
「響様の演技は昔からお上手でしたもんね」
「そうだね〜w」
「響様、そろそろ着きます」
「ふぁ〜い…」

眠いのかよ…
で、着いたのはでかいマンション
響はエレベーターで最上階のボタンを押した
やっぱり…

ピーンポーン

「はーい」
「蘭!!」

蘭と呼ばれる女は髪はショートカットで女にしては背が高かった

「響は変わってないね〜」
「蘭は胸の大きさ変わってないね〜w」

そう。蘭は貧乳だった

「あ、初めまして。剣崎蘭(けんざきらん)です」
「…小野聖です」
「おー、小野くんね。響が来たって事は響蘭の事かw」
「そう。今日色々あってさぁ…」
「まぁ上がりな」
「お邪魔しま〜す」「…お邪魔します」

やっぱ最上階の部屋は広いんだな…

「響、小野くんと付き合ってるの?」
「…まぁ…ね…///」
「マジか!!響が胸以外で女してるの!?マジうけるwww」
「別にいいじゃん…///」
「で、どこに惚れたの?」
「不器用、優しい、可愛い、いい笑顔」
「…///」
「小野くんはどこに惚れたの?w」
「…可愛い…とか…///」
「あー、マジか」

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