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不器用同士

第11章 クラスマッチ2日目

2日目
私は早く聖に会いたくて仕方がなかった
そりゃそうだよね。好きな男だし
それでいつも乗る3両目の前でたむこうと待ってた

「聖遅くない?」

電車が来る2分前になっても聖は来てなかった

1分前

「あ、聖だ」

聖はめっちゃ走ってた
寝坊か
いつも通りだねw

「おはよー」
「ああ…」
「大丈夫?」
「ああ…だけど飯食ってない…」
「カロリーメイト買いな」

私達はいつも4人席に乗ってるんだけど、聖はいつも窓側
寄っかかって寝れるからね
今日もすぐ寝た
寝たって言うか…寝る寸前?
ま、アナウンス聞こえたらすぐ起きるけど

「はぁ…」

聖は大きなため息をついていた
何も無かったら私だってつきたいよ
だけど聖といれるなら少しはだるさは消える
今日は課金しないで歩いて登校した

学校についてから私はそれなりに話してる女子に昨日負けたことを確認して、図書室に行った
聖はもういた

「早いね」
「暑かったから」
「そっかwそろそろたむこうも来ると思うよ」
「そうかw」

10分くらいしたらたむこうが来た

「来た!w」

そう言って私達は本棚に隠れた

「俺見てくる」
「いてらー」

聖がこっそり見に行ったらすぐバレてたむこうに追いかけ回されてた
私は1番奥で隠れてようとしたら聖がこっちに来てバレた

「化け物までいるじゃねーか!!」

化け物
私のあだ名
私は沸点低いからすぐ殴ったりしちゃうんだよね
それで化け物
最近は手上げたりしてないけど

「誰が化け物だ!」
「お前だよ!!」

たむこうは聖を私に向かって押したんだ
みんなは知ってる
地球には重力があり、重量を持つものは落ちるということを
つまり、聖は急に押されてよろけて、私もドミノ式で転ぶ

「あ、あの…聖…どいて頂けると助かるんですけど…///」

これはー、俗に言う「床ドン」と言うやつか
聖の顔が近い///

「…悪い」

心臓に良くないな…
私は聖に惚れたてホヤホヤなんだ…

「たむこう…やっていい事と悪い事があるのは知ってるよな?」
「はぁ?」
「図書室では静かにしろってそこの張り紙に書いてあるぞ?図書委員が守らなくていいのかな?」
「じゃあ表出ろ!!」
「えー、外暑いから廊下がいい」
「もうどこでもいい!」

それで私とたむこうは廊下で喧嘩?することになった

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