無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

何かウザい…

「響のあの日の格好凄いエロかったw」
「角谷!!」
「はいはい、ごめんなさいw」
「帰るよ」
「はーいw」

昼休みに黒崎が走ってきた

「あ!!響やっと見つけた!!」
「どうしたの？」
「校長の所に話つけられそうなんだ!!」
「ありがとう!!」
「今日の放課後いいか？」
「いいよw」

あー…歌うやつか…

「あ、響。女の子7人しか集まらなかった」
「あと1人頑張ってよ」
「もう無理だね。他の子とか響より小さい子ばっかだし」
「…そうか…あ!!」

嫌な予感…

「聖!!聖にしか頼めない事がある!!」

ほらー…

「片岡花梨を落としてきてくれ!!」
「無理。響以外の女とかマジで無理」
「だよね〜…蓮くん、がんば…」
「ナイト君、響のお願い聞けないのか？」
「響いるのに他の女とか…」
「聖は『花梨にしか頼めない事がある。俺に協力してくれるか？』って言うだけ。他は全部蓮くんが何とかするから!!お願い!!」
「…俺のお願い聞いてくれるなら別に…」
「…激しくないですか？」
「何でそれがすぐ出てくるんだよ…」
「白河の言葉を借りるなら聖はブレーキがきかない」
「…俺が頑張った分キスさせろw」
「…ぅん///」

可愛い!!
慣れてるはずなのに照れてるとかマジ可愛い

「お盛んな所悪いけどナイト君ちゃんと女の子と話せる？」
「無理」
「じゃあ教えてあげるよ。NO.1の名にかけてねw」
「…おう…」

それからみっちりレッスン受けましたよ…

「はい、とりあえずセリフ言ってみて」
「…か、花梨」
「はいダメ。緊張しすぎ」
「響以外の女の名前呼んだ事ない」
「マジかよ…俺何十人と…」

だろうな

「もう1回」
「はぁ…花梨にしか頼めない事がある」
「棒読みすぎ」
「何で嫌いな女に感情込めなきゃいけないんだよ!!」
「響のお願い」
「…やればいいんだろ…花梨にしか頼めない事がある。俺に協力してくれるか？」
「うーん…真顔が怖い」
「笑えねーよ…普段からあんま笑わねーし…」
「響の時は笑うのにねー…」
「そりゃそうだろ」
「はぁ…とりあえず笑顔で言ってみて」
「花梨にしか頼めない事」
「顔ひきつりすぎ」
「お前みたいに女慣れしてねーんだよ!!」
「だから女慣れしてるフリを教えてるんだろ？」

「響のため」と思ってその後合わせて小一時間練習しました…
マジ疲れた…