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不器用同士

第72章 準備とお誘い

俺歌下手だぞ!?しかもステージで!?

「歌は私が教える。ダメ?」
「でも俺がステージ上がっていいのか?」
「問題ない。蓮くんよりイケメンだから」
「「それは無い」」
「蓮くんってナルシストなんだ…」
「マジで引くわ…」
「はぁ!?」

それから「聖の方がイケメン!!」「いや俺がイケメン!!」の口論が始まった…

「どっちでもいいけど響が俺と歌いたいなら1曲だけ…」
「ありがと!!大好き!!」
「…別に…///」
「俺も響と歌いたいw」
「だったら聖と1曲歌って」
「「はぁ!?」」
「『学年トップのイケメンがステージに!』とかなったらリピーター増えるし」
「「絶対嫌だ!!」」
「じゃ、蓮くんはもう歌えないからw聖、曲の説明あるから行くよ」

2曲も歌うなんて無理だ…
しかも響を狙ってる男と…

「ナイト君、俺と一緒に歌ってくれ!!」
「断る」
「そんな事言うなって!!響はリピーター増やしたいんだぞ?」
「…」
「聖ちょっといい?」
「ん?」
「蓮くんついてこないでよ?一生歌わせない」
「響の事ずっと待ってる」

キモい…
俺は屋上に連れて行かれた

「私が何でリピーターを増やしたいと思う?」
「…神崎組か?」
「That's Right!!」
「一気に潰すのか…」
「こんないいチャンス逃せない」

なるほどな…

「どうする?演技してステージ上がる気ある?」
「歌ってやるよw」

俺達は不敵な笑みを浮かべて角谷の所に戻った

「角谷、歌ってやる」
「マジで!?サンキュ!!」

響を狙ってる男に感謝されても嬉しくない

「楽曲は決まってる。『Blackjack』『イカサマ=カジノ』『アカツキアライヴァル』『サンドリヨン』」
「全部ボカロか」
「他はあんまり知らないw」
「なるほどw」
「『Blackjack』は私だけ。『イカサマ=カジノ』は私と蓮くん。『アカツキアライヴァル』は聖と蓮くん。『サンドリヨン』は私と聖。2人共ソロ曲したいなら入れるけど」
「嫌だ」「いいねw」
「ナイト君、響だけソロでその後俺らはデュエットなんておかしくない?俺達もソロ歌おうよw」
「無理」
「あ!それいいかも!」
「はぁ!?俺にソロしろと!?」
「違うよ!!聖が学年1イケメンなんだから起爆剤で入れよう!!だから『アカツキアライヴァル』をやめてそこを蓮くんが歌いたい曲にすればいいんだ!!」

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