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不器用同士

第72章 準備とお誘い

「聖くん!!」
「頑張ってるか?」

俺が頑張ってる…

「ちょっと難しいと思うけど花梨頑張るから!!」
「そうか。楽しみにしてるw」

気持ち悪い…

「うん///」
「じゃあパート決めよっかw」
「はーいw」

何だ…こいつら男に媚び売りたいのか?
そのために頑張るとは…

「じゃあとりあえず自分の好きな明るい曲のサビちょっと歌ってくれる?じゃあ…雛ちゃんから」

〜♪

「うん。雛ちゃんは星空凛ちゃんのパートお願い。この子だよ」
「分かった♪」
「次は佳奈ちゃん。お願い」
「OKw」

〜♪

「佳奈ちゃんは高坂穂乃果ちゃん。この子ね」
「了解w」

響すげーな
声質で歌うキャラ決めてるんだから

「花梨ちゃんは残った園田海未ちゃん。この子ね」
「分かった♪」
「今回は4曲歌って踊ってもらうの。全員で歌うのは『Dancing stars on me!』と『僕らは今のなかで』。矢澤にこ、西木野真姫、絢瀬絵里で『Cutie Panther』。矢澤にこ、星空凛、小泉花陽で『after school NAVIGATORS』。多い人は3曲歌うことになるからそこはごめんね…」
「大丈夫だよw」

おー…
角谷に好かれたいから響の指示に従ってる
角谷連れてきて正解なのか…

「じゃあ動画見ながら少しずつ踊るよ〜」
「はい!」

響の踊りのキレ半端ねー
しかも他のキャラのパートまで覚えてるとか…

「10分休憩挟むね。歌流しっぱなしにするから歌も覚えてねw」
「はーい」

「聖くん!!花梨のダンス見てくれた?」

ビッチ襲来
響しか見てねーよ
話合わせねーとな…

「ああ。頑張ってたな」
「うん!だけど変な所無かったかな?」

お前の存在が変だ
と言いたい…

「変な所か…初めてだから不安なんだろうけど明るい曲だから笑って踊った方がいいぞ」

知らねーけどな

「分かった!!他に何かある?」

他!?
見てない物を想像で言うのかよ!!
うわー…
えー…
もう終わりにしたい…けど…
何て言えば…
クソ…
演技だ。これは響のための演技なんだ…

「…もっとキレがあると花梨はいつもより可愛く見えるw」
「え!?///」

あー…最悪…
ゴキブリに愛してるって言うくらいの屈辱だ…
気持ち悪い…

「花梨、頑張って踊るね!!ありがとう聖くん!!」

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