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不器用同士

第74章 お歌の練習♪

「そうwじゃあ1人で皆と同じくらいまで漕ぎ着けて。私はもう1人探すから。蓮くん、聖。次の子探せる?」
「分かった」「ああ…」
「じゃあ2番歌うよ〜♪」
「え?響ちゃん!?どういう事!?もう1人って…花梨は響ちゃんと歌えないの!?」
「いい?私は補欠を探すの。花梨ちゃんがちゃんと歌ったり踊ったりできれば貴方はこのメンバーでいられる。大好きな聖に見られる。ただ、何をしても上手くならないようなら他の子探して最高のステージにする。お分かり?」
「で、でも花梨にはよく」
「お黙り!!」

響!?
ちょっとそこまでしたら…

「貴方は聖に見られたいから頑張るのよね?だけど今のままじゃ補欠降格よ?はっきり言うわ。貴方は下手よ。周りの子はちゃんと歌聴いて、ダンスの練習もしてる。貴方はどう?休み時間になれば褒められたいはずの聖の所に行って自主練すらしない。本当に褒められたいの?」
「何よ!!何で花梨がそこまで言われなきゃいけないのよ!!」

周りが黙ってる中、角谷がビッチに話しかけた

「花梨ちゃん。響が怒る理由分からないの?」
「そんなの分かるはずないじゃない!!」
「響は本気でこのステージを成功させたいから皆にもっと上手くなって欲しいんだ。俺から誘った女の子達は休み時間とかも歌聴いてるよ?君はどう?今のまま聖に褒められたい?それとも誰よりも練習して、上手くなって聖にめっちゃ褒められたい?」
「…」
「貴方には選択肢は2つあるわ。死ぬ気で頑張るかこのメンバーから抜けるか。どうする?頑張るなら私も頑張って貴方に教えるけど」
「…響ちゃん…花梨にもっと教えてください…」
「もちろんwそれともう1つだけ。周りの女の子はただ単に蓮くんに褒められたいだけで歌ったりしてないよ?皆といいステージにしたいから練習してる。花梨ちゃんは皆と協力していいステージ作れる?」
「うん!!」

響のトークスキルでビッチが今より練習するようになった

「蘭!!いるんでしょ?」
「あれ?バレちゃった?w」
「花梨ちゃん教えてあげて」
「了解w」

何で蘭がいるんだよ…
てか何で分かるんだよ…
俺はまた『サンドリヨン』を聴いていた

「じゃあ今日は終わり。蘭もありがとね」
「いえいえ」
「じゃあ明日から視聴覚で全部練習するから」
「はい!」
「お疲れ様」

「…角谷。何で俺の名前呼ぶんだよ」
「演技だからだよ」

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